株式会社 晃和 <お客様の夢を創造するために、木に優しくて力持ちを商品化してお届けします。>

表面処理技術について

非クロム防錆剤による建築用亜鉛めっき金物の防食技術
「BIK コート処理」
技術の概要
BIKコート処理例建築用ねじやボルト・金物等の鋼製部材の表面処理としては皮膜に六価クロムを使用した電気亜鉛めっきや塗装が広く使われています。
しかしながら、環境保全の観点から建築業界においても、多くの企業から六価クロムを使用しない表面処理が求められています。こうした背景から、表面処理技術「BIK コート」が開発されました。
「BIK コート」は電気亜鉛めっき処理をした建築用鋼製部材を、BIK 処理液への浸漬によって塗布・乾燥することにより、1~2μの膜厚ながらクロメートめっきと同等以上の高い防錆効果を発揮します。
技術の特徴
  1. 高い防錆性能
    亜鉛めっき表面に処理することにより、塩水噴霧試験や複合腐食試験(サイクル試験)などで、高い防錆を示します。
  2. 乾燥湿潤の繰り返しに強い
    一般的に乾燥湿潤が繰り返される環境下では皮膜に大きなダメージが与えられますが、BIK コートは自己修復作用によって再び傷を修復し、高い防錆性能を維持します。
  3. 耐ねじ込み性
    密着性が高く、木ねじ・タッピンねじ等のねじ込みにおいてもはがれ難いです。
  4. 耐水、耐湿性
    水中や高湿度環境下においても、さび・はがれ等に強いです。
  5. 摩擦係数
    約0.3 でバラツキが少ないため、木ねじ・タッピンねじ等の施工性が高くなります。
  6. 環境対応型の完全クロムフリー
    クロムを一切使用しない表面処理であり、環境保全に寄与できる表面処理です。
塩水噴霧試験写真・皮膜断面図
塩水噴霧試験写真
皮膜断面図
製造工程
製造工程